DVD−R vs. DVD-RAMあなたならどっち!?

 最近ようやくPC用の一般ユーザー向けDVD−Rドライブが発売され始め、
それなりに話題にもなった。しかしながら今現在、まだ10万円近くするものが
多く、おいそれと購入出来るプライスではない。まぁいずれ、価格は下がってくるので
あろうけれども。

 似たような境遇に有ったのが、CD−ROMドライブとCD−Rドライブではなかろうか?
CD−ROMドライブが一般に普及し始め、各種ソフトウェアのメディアがCD−ROMで
供給されるのが一般的になった頃、CD−Rドライブが登場した。

 CD−Rドライブの登場以前は、CD−ROMと同容量を誇る記録メディアとして既に
MOやPDが発売されていた。MOドライブには結構歴史があって、128MB、230MB、
540MB、640MBと進歩しつつも過去のメディアも利用可能という互換性の高さを
武器に多く普及している。現在ではGIGAMO(1.3GB)になってCD−ROMよりも
大容量だ。PDはというと、CD−ROMと同じサイズだけれどもカートリッジ形式になって
いて、容量が650MBとCD−ROMと同じ容量であったにもかかわらず、思いの他
普及しなかった。互換性の高い640MB対応MOドライブの方が市場競争力が上だった
のだ。MO/PDともにメディアの再利用がご存知のように可能である。

 そんな中に、CD−Rドライブが投入された。当初は既に同容量のMO・PDが普及して
おり、一回し欠き込めないというCD−Rは余り出ないのではないかと思っていた。
ところが、思いの他メディアが安価になるのが速く、またMOよりも一歩抜きん出た
互換性からか今ではかなり普及している。MOドライブは如何に互換性が高くとも、
やはりメディアを渡す相手がドライブを持ってないと太刀打ちできないのと、飽くまでもPC
で使用するしかなかったのだ。(一部の音響機器ではデジタル録音媒体としてMOやZIP
を採用している物もあるので若干の例外は有るが・・・)
 しかし、CD−Rが見せた互換性はというと、実際問題メーカー既製のPCでCD−ROM
ドライブが実装されていないことの方が珍しい時代にリリースされたこともあり、CD−Rで
データを渡せばほぼ間違いなく相手が利用できるという点、さらにはPC用途のみならず、
ごく普通の音楽用CDプレーヤで再生できる音楽CDが作成できた点も普及の要因として
大きく見逃せないだろう。

 さて、DVD−Rの方に話題を戻すが、ある意味CD−Rと似た境遇である。当時のCD−Rで
言うところのPDやMOに匹敵する競合商品にはDVD−Rと同容量のDVD−RAMが
上げられる。しかし、イロイロと確認をしてみるとDVD−Rの立場はCD−Rより苦しいといえる。

一つは、MO/PDの容量=CD−R という対比だったのに対して、
     DVD−RAM(両面メディア)=DVD−R x 2 という容量差である。

DVD−Rは DVD−RAMの片面メディア分しか使えないのだ。しかも、1回欠きこむとお終い。

一つは、CD−Rが音楽用プレーヤで再生できたように、DVD−RもDVDレコーダ・プレーヤで再生
    出来るのだが、普通の家庭用DVDレコーダ機能搭載機が結構多くの機種がDVD−Rから
    DVD−RAM仕様に切り替わってきていること。これは、別にDVD−Rでなくたって、
    家庭用のDVD−RAM採用のDVDレコーダ・プレーヤで再生できるということです。
    DVD−Rと違い、RAMは書き換えが何度でも(実際には限界があるけれど)出来る。

一つは、DVD−RAMが進歩してきていて、カートリッジから取り出してDVD−Rと同じ形状に
    して使える(ただし片面メディアしか無いらしいので実質DVD−Rと同容量・同形状)
    Type2メディアが既に商品化されていること。

一つは、DVD−Rはまだ等倍速書き込みしか出来ない。DVD−RAMは2倍速書き込み可能。
   DVDの1倍速=1350KB/sec (CD-ROMの約9倍速と等価)なので、DVD−R一枚フルに
   焼くと、4.7GB/1350KB = 4,928,307.2KB / 1350KB = 3,650.6sec = 約1時間だ。
   2倍速書き込みは当然そのまんま速度が倍なので、時間は半分となり約30分と、、、
   この差はでかくないか?

一つは、それでいてDVD−R・RW対応ドライブが非常に高価であること。
   今現在の価格設定でDVD−Rドライブ購入するのはよっぽどの事であるとしか
   思えない。自分でムービー編集とかされていて、それをDVD−Rに焼いて配布するとか。
   音楽ならまだしも、そこまでするユーザーが何人くらい居るのか?
   少なくは無いとは思うが、そこまで言うほど多くは無いはず。
   CDで音楽を聞く人は多いだろう?? 自分でビデオ編集して作品作ってる人は少ないだろう?

しかし、微妙にDVD−R普及を予感させる項目も無いではない。

一つは、CD−ROMとDVD−ROMのコンボドライブ搭載機が結構出始めていること。
   とは言え、現在の主流はCD−ROM/R/RW標準搭載だが・・・。

一つは、NotePCが結構普及し始めていること。さすがにNotePCには、DVD−RAMは内蔵
   出来ないだろう。したがってDVD−ROM内蔵モデルが増えつつある今、CD−Rでなくて
   DVD−Rでも互換性高いと言えるかもしれない。しかしながら、
   DVD−RAMのType2対応スリムドライブが出てきたら元の木阿弥ではないかと。


以上から踏まえると、、、どうみてもココに来てのPC用DVD−Rドライブ発売は失敗ではないかと、、、

さて、あなたが今からどうしてもDVDドライブを増設しないといけなくて、でもどうせならROMじゃなくて
バックアップ用途なども踏まえて記録用メディアが使えるドライブを選びたいとしたら、、、、

   DVD−R vs. DVD-RAMあなたならどっち!?



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